2014年6月8日日曜日

Kara Walker展

ニューヨークもすっかり初夏です。朝は過ごし易いのですが、日中は結構暑くなってきましたね。夏の匂いがぷんぷんしてきました。ワクワクします!

さて、今日は今話題のアート展"Kara Walker"展に足を運んできました。
週末のみ空いていると言う事で朝から長蛇の列です。



サニーズハウスからは歩いて5分のDomino Sugar工場跡家でやっているのですが、ここが一般公開されている事に驚きでした。ここはウィリアムズバーグのアイコンとも言える建物でとにかく美しい。残念ながら取り壊しが決まり新たなコンドミニアムが出来るそうで、とても悲しいですが。。それもあっての一般公開なのでしょうか。



中に入ると甘ーい匂いが、

Kara Walkerさんはアメリカ生まれの黒人女性のアーチストで主に人種差別を題材に作品を発表しているそうです。今回は砂糖工場の地の利を旨く活かして、その昔にサトウキビを収穫したカリブの少年/少女奴隷の彫刻が点々と。。

 作品も良かったのですが私は古い砂糖工場の壁が気になってしまいました。とても良いスペースでした。

この工場では一昔前、全米の砂糖消費量のなんと半分を生産/出荷していた様です。140年も昔の話ですけど。
ウィリアムズバーグは元々、ドミノ砂糖工場の労働者や肉の加工業者で賑わっていらしいですよ。川沿いだから船がたくさん行き来してたんでしょうね。

メインの作品はとにかくデカい!40トンもの砂糖で作られたスフィンクスでした。色々考えさせてくれる展示でしたので、是非足を運んでみてはいかがでしょうか?