2015年5月25日月曜日

Dia Beaconおススメですよ。

先日泊まってくださったお客さんに、お薦めの美術館はありますか?と聞かれまして、私は迷わずDia Beaconをお薦めした所、本当に良かったですよ〜!って言って下さったので久々に私も足を延ばしてみる事にしました。

Dia Beacon はニューヨークから電車で80分北上したハドソン川沿いのビーコンという街にある大規模な美術館です。2003年にオープンして以来、ナビスコ(クッキーのね)の箱/印刷工場の跡地にレノベートされた自然光に満ちたこの美術館は多くのニューヨーカー達の憩いの場として人気の場所です。主にミニマル/コンセプチュアルアートを展示してます。

ウェブサイト:http://www.diaart.org/sites/main/beacon


まずはマンハッタンのグランドセントラル駅内のメトロノース/ハーレムラインのチケットを購入します。なんと往復券に美術館の入館料がパックになったチケットがありまして、$36.50!! (窓口でDia Beacon のパッケージプライスと伝えます)http://web.mta.info/mnr/html/getaways/outbound_diabeacon.htm

ハドソン川沿いの景色(や車内の景色)をゆっくりのんびり眺める事80分。。

ビーコン駅です

たまたま日曜日だったのですが、駅前ではマーケットが出展してて、オーガニックの食品や石けんなど売られてました。電車に乗ってたった1時間弱で既に随分遠くの街に来た旅気分〜。1day getaway, ヒヒ!

 

んで、歩く事10分

着きました!因に私は4回目ですが毎年1回は来てしまう程中毒性のある所なんです。。
ここからはランダムに私の好きなアーチストを紹介しますね。

日本の地中美術館にも作品が常設されている、ウォルター•デ•マリアのEqual Area Series. 
12組の◯と口が等間隔に敷かれているだけなのですが、実は1インチ(2.5センチ)づつ大きくなって行きます。知らないと気付きませんが、なんとも言えない見た事の無い空間です。

蛍光灯を使ったダン•フレヴィンの作品の部屋や

日付絵画の河原温の部屋

壁に直接ドローイングをするソル•ルウィット

廃車などのスクラップを溶接した彫刻作品のジョン•チェンバレンの部屋は特に写真映えしますね

 来る度に思うのですがこの自然光に包まれた空間は作品達にとっても一番贅沢な環境ですよね


半地下にあるリチャード•セラの部屋の光も最高でした。

中々大きな美術館なので一旦外に出て周りの芝生で皆さん一休憩入れたり、なんだか良い感じ。

大体お昼過ぎ位にニューヨークを出て、帰ってきたのは19時頃でした。
たった$40以下でこんなに贅沢な旅も無いでしょ?是非おススメしますよ。




















2014年6月8日日曜日

Kara Walker展

ニューヨークもすっかり初夏です。朝は過ごし易いのですが、日中は結構暑くなってきましたね。夏の匂いがぷんぷんしてきました。ワクワクします!

さて、今日は今話題のアート展"Kara Walker"展に足を運んできました。
週末のみ空いていると言う事で朝から長蛇の列です。



サニーズハウスからは歩いて5分のDomino Sugar工場跡家でやっているのですが、ここが一般公開されている事に驚きでした。ここはウィリアムズバーグのアイコンとも言える建物でとにかく美しい。残念ながら取り壊しが決まり新たなコンドミニアムが出来るそうで、とても悲しいですが。。それもあっての一般公開なのでしょうか。



中に入ると甘ーい匂いが、

Kara Walkerさんはアメリカ生まれの黒人女性のアーチストで主に人種差別を題材に作品を発表しているそうです。今回は砂糖工場の地の利を旨く活かして、その昔にサトウキビを収穫したカリブの少年/少女奴隷の彫刻が点々と。。

 作品も良かったのですが私は古い砂糖工場の壁が気になってしまいました。とても良いスペースでした。

この工場では一昔前、全米の砂糖消費量のなんと半分を生産/出荷していた様です。140年も昔の話ですけど。
ウィリアムズバーグは元々、ドミノ砂糖工場の労働者や肉の加工業者で賑わっていらしいですよ。川沿いだから船がたくさん行き来してたんでしょうね。

メインの作品はとにかくデカい!40トンもの砂糖で作られたスフィンクスでした。色々考えさせてくれる展示でしたので、是非足を運んでみてはいかがでしょうか?


2014年4月17日木曜日

Brooklyn Museum

春かな?
未だか。。
春かな?
雪か。。
なんて日々が続いてる4月のNYですが先週末は随分と暖かく、気持ちが良かったのでブルックリンミュージアムまで足を延ばしてきました。
(最寄り駅は2,3LineのEastern Parkway, Brooklyn Museum駅)


Brooklyn Museum

私も知らなかったのですがNYではメトロポリタン美術館についで2番目に大きい美術館で
1897年からオープンしてるみたいです。
歴史ありますねー
因に以前の外観は後ろの古そうな建物だけだった様ですが
2004年にレノベーションをして
現在のUFOみたいな入り口になったみたい


中はというと意外に空いていて

嬉しいのは入場料がサジェスチョン(いくらでもよい)

私は気前良く$5を払いました(笑)

入り口付近は何かの展示の設営中でした。

おっ?

おおっ

そうです。今話題のアイ•ウェイウェイさんの展示の準備でした。
4/18からの様ですね。
みえてます。。

入り口付近はこんな感じ。
現代の黒人の英雄像を中世の油絵調に描くケヒンデ•ワイリーの作品は常設されてるみたい

今回の目玉は5階の特設展で
ニューヨークが誇る女性ストリートアーチストのSwoon
 

普段の作品は切り絵や拡大印刷したドローイングを壁に貼ってたりと繊細な感じが伺えるのですが

展示となるとインスタレーションがとにかく大胆でした!
ワイルドです。
廃材を集めて作った船や。。
(実際に色々な国の海で航海してるみたい)

布で作った大きな木が中央にあり、中々面白い空間でした。
 
是非行ってみてくださいね。

おまけ
ズーム。。
なんだかいい日曜でした!





2014年3月6日木曜日

Armory Show

さて、まだまだマイナス気温の寒い日が続く3月のニューヨークですが
寒いからと言って家でのほほ〜んともしてられません。

今日は毎年この時期に行われるアートフェア、アーモリーショーに行って参りました!

実は今サニーズハウスに滞在されてる方がアート関係の方で、
その方にV.I.Pパスを頂いたので張り切って行ってきました〜!

わくわく。。

Alex Katz

面白い彫刻作品が沢山ありました〜

これはニューヨークにお住まいの方にはお馴染みの8ave14stの駅に居るあいつらです。

私が特に好きだったのは大きな筆とストロークで奇麗に色を混ぜて行く
Tomory Dodgeというアーチスト


と、ブルックリンのグリーンポイント在住の若手作家、
Eddie Martinezさん

彼の制作風景を映像で見た事有るんですけど、見とれちゃう位、『アーチスト』って感じです(笑)


数時間では見きれない数のアートが有るので、途中でゆっくり休んでのんびりが一番ですね。

これはIndex Magazineの創刊者でも有る、Peter Halleyの"Prison Paintings"シリーズ
こんな監獄なら入ってみるのも悪く無いかも。ね 

ロバートデニーロの父、デニーロ•シニアの作品なんかもありました
いいですね〜。
ニューヨークのアブストラクトペインターだったんですよね。
どうやらドキュメンタリー映画も今年制作されたみたいですよ、息子さんプロデュースで。
見たいです!

2014年2月10日月曜日

モマ

久々にモマってきました!


いつ来てもここはいいですね。
私がニューヨーク観光で一番おススメするのはMoMAかも。。
いや、MoMAですね。
迎えるはニューヨークが誇るミニマリストのブライスマーデンから始まり

なんだかワクワクするものばかり。。

こちらはサイトワンブリ


ジャッド


デクーニング


これは、、?


ドュマス


3階ではフランクロイドの特設展やってました

皆さんもニューヨークにお越しの際は是非とも足を延ばして下さい!
(サニーズハウスから30分くらいで行けますよ)


(番外編)
ニューヨークはパブリックアートの宝庫でもあるのでその辺歩いてたらアレっ?て至る所にアートが現れます。
ブロードウェイとハウストンの交差点には1973年からある、彫刻家フォレストマイヤーズによる"The Wall:ソーホーの入り口"

少し東に来てバワリーとハウストンには進行形の壁画バワリーミューラルが有ります。
たまたま行った時に製作中でした。今回は女性アーチスト、マヤハヤックさんでした。

まだまだ寒いので暖かくしてくださ〜い。